瘢痕削りとは
「瘢痕削り(はんこんけずり)」
耳慣れない言葉、初めて聞く人も多いのではないでしょうか。
「はんこんって何?」「削るって怖そう…」と思うかもしれません。
「瘢痕」とは、ケガや長年の負担によって骨まわりに形成される硬い組織のこと。
瘢痕削りは、その老廃物のように固まった部分を丁寧にほぐし、筋肉や関節の可動域を取り戻す施術です。
骨のキワにへばりついた瘢痕にアプローチすることで、肩こりや腰痛、股関節のつまりなどを根本から改善へ導くとされています。この技術を体系化したのが、「田所式瘢痕削り®」を提唱した田所新一郎氏です。
因島「ルシエル」でフルメンテナンス
私はウォーキング講師でありながら、10代の頃から椎間板ヘルニアを抱えています。
左肩の違和感、右股関節の“はまりの悪さ”、左膝や右足首の重だるさなど、全身に細かな不調がありました。
そこで、因島でのウォーキングレッスン後、田所式瘢痕削り®の認定店「ナチュラルボディケア ルシエル」で施術を受けてみたのです。
「ルシエル」はフランス語で“空”という意味。
施術を担当してくれたルシエル代表の田中美幸さんが、「お客様が青い空を見上げて笑顔になれますように」との想いで名づけたそうです。

院内は水色と白を基調とした爽やかな空間。
その雰囲気のまま、心も体も軽くなる予感がしました。
リラックスして浮遊、気付いたら2時間越え
うつ伏せで軽く体をチェックしたあと、施術がスタート。
「初回は痛いかも?」と聞いていたので少し緊張しましたが、実際は強い痛みはなく(個人差あり)、むしろ「こんなところまで触ってくれるんだ」と驚きの連続です。
田中さんは、痛みや違和感の原因を探りながら、奥の奥まで丁寧にほぐしていきます。
骨のキワに指が入るたび、体の奥で眠っていた筋肉が少しずつ目を覚ますような感覚。途中からは、まるで体がふわりと浮くような“浮遊感”に包まれ、うとうとと眠ってしまいそうなほどリラックス。
気づけば、予定の90分を超えて2時間以上!
それでも田中さんは「もう少しここもやっておきましょう」と時間を惜しまず、全身を丁寧に整えてくれました。
まさに“フルメンテナンス”という言葉がぴったりでした。
体のつながりを教えてくれる時間
印象的だったのは、施術中に田中さんが体の仕組みをわかりやすく説明してくれること。
「足裏のピリピリは、実はふくらはぎの緊張からきています」
「左肩・右股関節・左膝はクロスして影響し合っています」
こうして体の不調を“線でつないで”教えてもらうことで、自分の体のクセや歪みの原因が腑に落ちます。
施術後は、左右差のあった肩が整い、全身が軽く、関節がスムーズに動くように。
体の内側がゆるみ、むくみまでスッと引いたような爽快感がありました。
「今日よりも数日後の方がもっと楽になりますよ」と田中さん。
この言葉どおり、数日後のほうがより動きがスムーズに。施術のおかげで「体が再起動」できたのです。

老廃物を流す瘢痕削り、体の根本を整える
瘢痕削りは、表面的なマッサージではなく、体の“根っこ”を整えるためのメンテナンス法。
体の不調を「部分」ではなく「全体のつながり」で見てくれるから、「なぜここが痛いのか」を理解しながら、自分の体と向き合えます。セルフメンテナンスにも役立つ知識まで教えてもらいました。
◆ナチュラルボディケア ルシエル(因島)
詳細は、以下へお問い合わせください
〒722-2211 広島県尾道市因島中庄町2119-1 リーガルマンション1F
℡ 070・2026・0320
公式サイト https://leciel-innoshima.com/
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