食事

~旬を味わう~そのまま食べられて、加熱もできる 冬にうれしい“食べるビタミンサプリ”金柑

一年のうちで、いちばん寒さが厳しい季節になってきました。
風邪など、ひいていませんか?
こんな時期に旬を迎える食材のひとつが「金柑」です。

毎年この時期になると店頭に並びますが、
「実は食べたことがない」という方も意外と多いようです。

私はというと、母が甘露煮にしてくれていたことが多く、
生のまま食べるようになったのは、ここ数年のこと。

今の金柑は甘みがしっかりしていて、
ひと口かじると、柑橘のさわやかな香りとともに
やさしい甘さが口に広がります。

皮ごと食べられる、めずらしい柑橘「金柑」

金柑は、見た目はみかんに似ていますが、
実は同じ柑橘類でも「柑橘属」ではなく「金柑属」。
中国から日本に伝わったといわれています。

「みかんも皮ごと食べると栄養がある」と聞いたことはあっても、
実際に皮ごと食べるのは、なかなか抵抗がありますよね。
その点、金柑は皮ごと食べるのが前提の果物。
ここが、金柑のいちばんの魅力です。

冬にうれしい栄養が、皮にぎゅっと

金柑の皮には、
柑橘類に多く含まれるポリフェノール
ヘスペリジン(ビタミンP)」が豊富に含まれています。

ヘスペリジンは、
ビタミンCの働きを助けるという働きがあり、
ビタミンCを多く含む金柑を皮ごと食べるのは、とても理にかなった食べ方

そのほかにも、
脂質代謝の改善、抗炎症作用、抗アレルギー作用、血流改善など
さまざまな生理作用が報告されています。

生でも、さっと加熱でも。簡単コンポート

甘露煮ほど時間をかけなくても、
短時間の加熱で、さっぱりおいしいコンポートができます。

《きんかんの甘さ控えめコンポート》

〈材料〉
・きんかん 160g(13~14個)
・水 200ml
・砂糖 20g

〈作り方〉
1.きんかんはさっと洗い、へたを取る。横半分に切り、包丁の先で種を取る
2.鍋にきんかん・水・砂糖を入れて火にかける
3.沸騰したら中火にし、7~8分煮て火を止め、そのまま冷まして完成

このレシピは、
以前泊まった長野県のオーベルジュで出てきた一品がとてもおいしく、
自宅で再現してみたものです。

こっくり甘い甘露煮もいいですが、
短時間の加熱なら、フルーツデザートとしても気軽に楽しめます。

色も元気をくれる。冬の“食べるビタミンサプリ”

風邪や感染症が気になるこの時期。
食事と睡眠を大切にしながら、
ビタミンCのとれる柑橘類を、上手に取り入れたいですね。 
私は冬場、金柑を数個ラップや保存袋に入れて持ち歩くこともあります。

ひと口で食べられて、皮をむく手間もなく、手も汚れない。
「できれば、サプリではなく食事から」
そう思っている方には、金柑はぴったりの食材かもしれません。

  • 投稿した人
  • 投稿者の新着記事
月野和美砂

月野和美砂

季節の手仕事で整える 食文化ナビゲーター

公認スポーツ栄養士・管理栄養士。元教員。八ヶ岳と行き来しつつ、神奈川県を中心にスポーツ栄養セミナー、子育て期の保護者向け講習会をリアル・オンラインで行う。鍼灸柔整専門学校で栄養学も担当し身近な話でわかりやすい!と好評。時短や簡便な料理が全盛な世の中でも、季節の手仕事や各地の郷土料理など“つくる楽しさを味わう”ことを大切にしたいと考えている。食を通してからだもこころも「整える暮らし」を提案する。

  1. ~旬を味わう~そのまま食べられて、加熱もできる 冬にうれしい“食べるビタミンサプリ”金柑

  2. おせちのその先へ ―― 飾り切りの端材もごちそうに

  3. 母が最もこだわった「伊達巻」、学業成就を願う我が家の味と受け継いだ巻きの技

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA

アクセスランキング
24時間
1週間
1カ月
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

関連記事

TOPへ戻る