食事

ジュニアアスリートのお母さま世代に「実践できる食事の工夫」をお伝えします/公認スポーツ栄養士・尾澤真紀

はじめまして。今回から『マイミータス』でコラムを担当させていただくことになりました、尾澤真紀(おざわ・まき)と申します。普段は公認スポーツ栄養士として、主に成長期の子どもたちやスポーツに打ち込むジュニアアスリート、そのご家族をサポートしています。

この仕事を始めたきっかけ

高校当時、私はチアリーディング部に所属していて、野球部の応援をしていました。私の学校の野球部は、その年、甲子園で優勝という大きな夢を叶えたのです。グラウンドで全力でプレーする選手たちの姿を間近で見て、トップで活躍する選手を支えたいという気持ちが強く芽生えました。

そのときはまだ「どうやってサポートできるのか」は具体的に分かりませんでしたが、「食事や栄養で支える道がある」と知ったのは、母が通っていたフィットネスクラブに管理栄養士の資格を持ちながらピラティスインストラクターとしても活躍されている方のお話を聞いたときでした。栄養の知識を身につければ、選手の力を引き出し、けがや不調を防ぐ手助けができる。その気づきが、今の私の原点になっています。

大学卒業後~現在

新卒で入社したのはフィットネスクラブでした。それから給食会社へ転職し、病院や本社での勤務を経て、念願のJリーグクラブで専属の栄養士を務めました。現在はフリーランスとして育成年代のアスリートのサポートや講演などで主に愛知県内で活動しています。

これまでにさまざまなフィールドで経験を積みながら、これまで多くの子どもや保護者の方と関わってきました。日々ご相談をいただく中で感じるのは、多くのお母さま方が「正しい情報を知りたいけれど、忙しくてなかなか調べられない」「家族の健康を支えたいけれど、時間や手間をかけすぎるのは難しい」という思いを抱えているということです。特に50代の方は、ご自身の体調の変化を意識しつつ、まだ成長段階のお子さまの食事や生活習慣にも気を配らなければならない世代。とても大変で、でも一番頑張りどきでもあるのだと思います。

コラムを通してお伝えしたいこと

このコラムでは、そんなお母さま世代に向けて、「すぐに実践できる小さな工夫」「家族みんなで無理なく続けられるヒント」をお届けしていきたいと考えています。たとえば、部活動や習い事で忙しいお子さまの補食(おやつ)の工夫、成長期に不足しがちなカルシウムや鉄分を上手にとる方法、夏や冬など季節ごとに気をつけたい食事のポイントなど。難しい専門用語はなるべく使わず、読み終わったら「明日から試してみようかな」と思っていただけるような内容を目指します。

食事はただお腹を満たすものではなく、子どもの未来をつくる大切な土台です。そして、家族の健康を守るための一番身近なサポートでもあります。このコラムを通じて、少しでも皆さまの「日々のごはんづくり」が楽に、そして前向きになれるようなお手伝いができたら嬉しいです。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

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尾澤真紀

尾澤真紀

“食べる”を、成長の力に変えるスポーツ栄養士

管理栄養士・スポーツ栄養士。フィットネスクラブ、給食会社、Jリーグクラブでの現場経験を経て、現在はフリーランスとして育成年代アスリートのサポートに力を入れている。自身も高校時代はチアリーダーとして甲子園優勝校を応援した経験があり、食事がパフォーマンスや成長に与える影響を間近で実感。「未来を育てるスポーツごはん」をテーマに、選手はもちろん保護者・指導者へも、現場目線での栄養情報を届けている。講演や栄養講習会、レシピ開発、遺伝子分析を活用した個別サポートなど幅広く活動中。最近は「忙しくてもできる、時短×栄養テク」の発信にも注力し、スポーツに励む子どもたちを支える環境づくりを目指している。

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