食事

「学校給食は有益な情報の宝庫」子どもの成長と家族の健康に活かそう

こんにちは。「女性の心と体を癒すかかりつけアドバイザーの松田幸子」です。私は長年いろいろな世代のからだ作りのお手伝いをしています。年代で言うと小学生から80代の方々です。子どもの食育講座を保護者に行うこともあります。

事前質問を受け、栄養講座を行う場合、「何をどのくらい食べさせればよいかわからない」というご質問を受けることが多いです。このご質問があると講座では学校で給食をお子さんが食べているか確認します。すると大抵の子どもは学校給食を食べています。更に「給食だよりなど配布されたものを隅から隅まで観ていますか?」と聞くと「何が出ているか確認して、おかずがかぶらないようにしています。」と答えられることが多いです。

これはとてももったいないことです。有益な情報を捨ててしまっているも同然です。

文部科学省が行った『令和5年度学校給食実施状況調査』では国公私立の小学校では98.8%、中学校では89.9%が完全給食と報告されています。

完全給食とは
給食内容がパン又は米飯(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む。)、ミルク及びおかずである給食  

文部科学省(https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/kyuushoku/yougo/1267022.htm)より

 『令和2年学校給食摂取基準の策定について』ではこのような報告がされています。

「学校給食のある日」と「学校給食のない日」とで、児童生徒が摂取している栄養量について比較を行った。食塩を除き、男女とも、「学校給食のある日」の方が不適合率が低くなっており、学校給食が児童生徒の栄養改善に寄与していることを裏付ける結果となっている。

つまり、学校給食は家庭で食べる食事のお手本と考えてよいでしょう。

勉強熱心な保護者は、子どもの食事を助けるレシピ本を購入することがありますが、献立の組み合わせが載っている物はほとんどなく、主菜や副菜など単品のレシピ掲載がほとんどです。

ところが給食を提供している市町村、給食センターの多くのサイトでは給食の写真を掲載したり、給食だより・献立・食材の組み合わせ・レシピを載せています。この情報は給食を実施していない地域の方でも閲覧可能になっています。写真は必要な量の目安として利用出来ます。47都道府県の市町村考とえると膨大な生きた資料です。

これを使わない手はないですね。

私が住んでいる練馬区では自校給食がある学校も多く、特色がありサイトを見ていると楽しいですし、こんな献立もあるんだと勉強になります。ぜひ、あなたもお住まいの地域、また近くの行政の給食サイトを覗いてみて下さい。

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松田幸子

松田幸子

女性の心と体を癒すかかりつけアドバイザー

健康運動指導士、管理栄養士としてフィットネス業界で30年以上、運動指導・栄養相談に従事。楽しく無理をしない個別セッションは40~60代の女性の顧客が多く、親子3世代の体作りを依頼されるほど、絶大な信頼を得ている。サッカーJ1チームホームタウンの食育講師、ジュニア競泳選手サポートなど親子のよりよい関係性を重視した成長期の食育活動を長年行っている。

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