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2026年版 花粉症対策ガイド:薬に頼らずラクに過ごすための「お風呂活用術」

外を歩けば花粉、家の中でもなんとなくムズムズ…。この時期、私たちが唯一、心の底からマスクを外し、思い切り深呼吸できる場所が「お風呂場」です。

お風呂は単に体の汚れを落とすだけでなく、花粉症の症状を劇的に和らげる「治療室」にもなり得ます。2026年版花粉症対策ガイド第1弾の「食事と生活習慣」に続き、第2弾は「お風呂活用術」をお伝えします。

なぜお風呂が「最強の対策」なのか?

お風呂が花粉症に効く理由は、大きく分けて2つあります。

①「加湿」で鼻の掃除機能を復活させる

鼻の内側には「線毛(せんもう)」という細かい毛があり、異物(花粉)を外に排出するベルトコンベアのような働きをしています。乾燥するとこの働きが鈍りますが、お風呂の湯気で湿度が100%近くになると、線毛が活発に動き出し、鼻の奥に入り込んだ花粉を排出しやすくなります。

②「物理的除去」で寝室への持ち込みゼロへ

どんなに玄関で払っても、髪の毛や肌には微細な花粉が付着しています。これを洗い流さずに布団に入るのは、花粉と一緒に寝ているようなもの。お風呂は、一日のリセットボタンなのです。

やってはいけない!逆効果になる「NG入浴法」

「42℃以上の熱いお湯」は厳禁!

「熱いお湯でスカッとしたい!」という気持ちは分かりますが、42℃を超えると、かゆみの原因物質「ヒスタミン」が発生しやすくなります。お風呂上がりにかゆみが増した経験はありませんか?それは温度が高すぎるサインです。

正解は「38〜40℃」のぬるめ

副交感神経を優位にし、リラックスできるのは、38~40℃がベスト。ヒスタミンの発生を抑えつつ、血流を良くして鼻詰まりを和らげます。

効果を最大化する「鼻スチーム」と「アロマ」の魔法

いつものお風呂タイムを「ケア時間」に変えるテクニックです。

・湯気で「鼻うがい」代わりの深呼吸

湯船に浸かったら、両手でお湯をすくって顔に近づけ(顔はつけません)、立ち上る湯気を鼻からゆっくり吸い込んで口から吐きます。この「鼻スチーム」を数分行うだけで、鼻の奥が潤い、詰まりが驚くほどラクになります。

・大人女子の味方「ユーカリ&ペパーミント」

鼻が通る香りの代表格です。ただし、精油(エッセンシャルオイル)を直接お湯に入れるのは肌への刺激が強すぎるためNG。

おすすめは、「洗面器にお湯を張り、精油を1〜2滴垂らして浴室の隅に置く」方法。これだけで浴室全体が香りのスチームサウナになり、鼻と喉を強力にサポートします。

「帰宅後すぐ」が運命の分かれ道

外から持ち込んだ花粉を、いかにリビング(くつろぎ空間)に広げないかが勝負です。しかし、帰宅直後にお湯が張ってあるとは限りません。無理なく続けるための「二段構え」で対策しましょう。

理想はお風呂直行

帰宅時にお風呂が入っている状態なら、これが最強です。脱衣所で服を脱ぎ、シャワーで全身の花粉を洗い流してから湯船へ。これなら100点満点です。

現実は「とりあえずブロック」術

お風呂が沸いていない、今は入れない。そんな時は「洗面所」を最終防衛ラインにします。シャワーを浴びる必要はありません。以下の3ステップだけを行ってください。

  1. 「着替え」は即座に
    外着のままソファに座るのは厳禁です。まずは部屋着に着替えてください。脱いだ服はすぐに洗濯機へ入れるか、花粉が付かない場所に隔離します。
  2. 顔と手だけは「洗い流す」
    メイク落としの前でも構いません。まずは水で顔と手を洗い、表面の花粉を落とします。これだけで吸い込む量は激減します。
  3. 髪は「濡れタオル」で撫でる
    ここがポイントです。髪を洗えない場合、一番の悩みは髪についた花粉。濡らして固く絞ったタオルで、髪の表面をサッと撫でてください。または、ヘアゴムでしっかりとまとめ、髪が顔に触れないようにするだけでも効果絶大です。

注意点は脱衣所での脱ぎ方

脱衣所で服を脱ぐとき、バサバサと振ると狭い空間に花粉が舞い散ります。静かに脱ぎ、そのまま洗濯機へ。脱衣所にも空気清浄機を置くのが理想です。

花粉の時期はお風呂を活用

日々多くのタスクと不調を抱える更年期世代は、この花粉の時期はさらに気分が落ち込みます。そのときは、せめてお風呂で花粉もストレスも洗い流して、自分をいたわる時間にしてあげてください。

「ぬるめのお湯で、鼻から湯気を吸う」。今夜からできるこの習慣が、翌朝の目覚めを少しだけ軽くしてくれます。

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飯田みさ代

飯田みさ代

大人女子健康プロデューサー/ウォーキング講師

記者・編集者として日刊スポーツ新聞社に34年間勤務。紙面だけでなく、Webやモバイルサイトのコンテンツ制作にも長く携わる。ジュニアアスリートの食事を支える情報サイト「アスレシピ」では編集長を務め、成長期の子どもを持つ保護者、特に母親たちから多くの支持を集めた。

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