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バラが教えてくれた“土づくり”の大切さー食事と体づくりに通じる話ー

私はバラの栽培が趣味です。バラを育て始めてから、私はずっと「どうすればもっと美しく咲いてくれるのだろう」と考えてきました。肥料を変えたり、剪定の仕方を工夫したり、薬剤を試してみたり。しかし、どれだけ手をかけても、病気が出たり、害虫がついたり、思うように育たない時期が続きました。

そんなある日、あるバラの育種家の方に言われた言葉が、私の考え方を大きく変えました。

「バラは“土”が大事なんですよ。」

その一言は、まるで胸の奥にストンと落ちるような感覚でした。

肥料より“土”。薬剤より“菌”。

バラはとても繊細な植物です。 葉が黒点病になりやすく、アブラムシやハダニもすぐに寄ってきます。 最初の頃の私は、病気が出るたびに薬剤を散布し、肥料を追加し、対症療法ばかりを繰り返していました。

育種家の方はこう続けました。

「土が良いと、バラは自分で強くなります。」

その言葉を信じて、私は思い切って薬剤中心の管理をやめ、 良い土を選び、土壌改良剤や堆肥、微生物資材(いわゆる“菌活”)を取り入れることにしました。

すると驚くことに、

  • 葉の色が濃くなり
  • 新芽が力強く伸び
  • 病気の発生が明らかに減り

まるでバラが生き生きと育つようになりました。

バラの栽培は、“体づくり”と同じだった

バラの土づくりを続けるうちに、私はふと気づきました。

「これって、私たちの体と同じだ。」

更年期に入ると、

  • 疲れやすい
  • 太りやすい
  • 食欲の波が激しい
  • なんとなく不調が続く

そんな“細かい不具合”が増えてきます。

するとつい、 「サプリを足す」「糖質を抜く」「運動を増やす」 といった“対症療法”に走りがちです。

でも本当に必要なのは、 体の“土台”を整えること。

バラでいう“土”は、 私たちでいう 腸内環境・自律神経・ホルモンバランス

ここが整っていないと、どれだけ栄養を足しても、どれだけ運動しても、体はうまく応えてくれません。

更年期の体は“菌活”で変わる

バラの土壌改良剤が効果を発揮したように、 私たちの体も 腸内細菌を整えることで変わります。

腸は、

  • 免疫の7割
  • 幸せホルモン・セロトニンの9割
  • 栄養吸収のほぼすべて を担う“体の土壌”。

ここが乱れると、

  • 食欲の暴走
  • 便秘や下痢
  • 疲労感
  • メンタルの落ち込み
  • 体重の増加

など、あらゆる不調が出ます。

腸が整うと、

  • 食欲が安定し
  • 代謝が上がり
  • メンタルが落ち着き
  • 体重が自然に調整され
  • 肌の調子まで良くなる

まさに“土が整ったバラ”と同じ変化が起こるのです。

日々の小さな手入れが、体を変える

バラは、

  • 毎日の観察
  • 風通しをよくする
  • 水をやりすぎない
  • 枯れた葉を取り除く

といった“小さな手入れ”の積み重ねで、美しく咲きます。

これは、更年期の体にもそのまま当てはまります。

体の手入れとは、

  • 朝の白湯
  • 発酵食品を少し
  • 野菜を一皿
  • よく噛む
  • 夜は温かいものを
  • 深呼吸を数回
  • 早めに寝る

こうした“小さな習慣”の積み重ねが大事です。

派手なことをしなくても、 体は毎日の手入れに必ず応えてくれます。

美しい花は、整った土からしか咲かない

バラを育てていると、 「花は結果でしかない」 ということを痛感します。

どれだけ立派な肥料を与えても、 どれだけ薬剤を使っても、 土が整っていなければ、花は咲きません。

私たちの体も同じです。

  • 食べすぎた
  • 太ってきた
  • 疲れが取れない
  • 気分が落ちる

そんなときこそ、 “土台”に目を向けるタイミング。

腸を整え、 自律神経を整え、 ホルモンの波に寄り添い、 体の声を聞く。

それができたとき、 更年期の体は驚くほど軽くなり、 心もふわっと明るくなります。

更年期の体づくりは、バラと同じ“育てる時間”

バラは、手をかけた分だけ応えてくれます。 そして、私たちの体も同じ。

更年期は、 若い頃のように“勢い”で乗り切れない代わりに、 丁寧に向き合えば向き合うほど、 体が素直に変わっていく時期です。

美しい花を咲かせるために、 今日できる小さな“土づくり”を、 あなた自身の体にもしてあげましょう。

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今井久美

今井久美

食事で未来を変える栄養プランナー

管理栄養士。長年にわたり、病院やクリニックでの栄養相談・保健指導に従事。糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病改善、予防のための減量など、個別の状態に寄り添った栄養指導を得意とする。また、栄養士・管理栄養士を養成する専門学校の教員として14年間勤務し、後進の育成にも尽力。「今よりもっと健康で美しく」をモットーに、食事を通じて心と体の両面から健康をサポートしている。

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